2026.01.26
冬の足音が聞こえてくると、給排水業者様が最も気を揉むのが「凍結」ではないでしょうか。特に積雪が数メートルに及ぶ豪雪地帯では、水道インフラを維持するために独自の工夫が随所に凝らされています。
1. 凍結を防ぐ「埋設深(かぶり)」の差
水道管を埋める深さ(土被り)は、自治体ごとに定められていますが、雪国ではその深さが圧倒的です。 比較的温暖な地域では30cm〜60cm程度ですが、極寒地では「凍結深度」を考慮して1メートル以上に設定されることも珍しくありません。地中の熱を逃がさないよう、深く深く埋めるのが雪国の鉄則です。
2. 雪国ならではの三種の神器
豪雪地帯の住宅設備には、特有の設備が標準装備されています。
電動水抜栓: スイッチ一つで立上り管の水を抜き、凍結を防ぐ設備。最近では、気温を検知して自動で水抜きを行うハイテクなものも普及しています。
ヒーターガイド(電熱線): 配管に巻き付ける凍結防止帯。冬場の電気代の大きな要因になりますが、これがないと冬を越せません。
不凍栓(散水栓): 雪国の屋外にある散水栓は、地下深くで水が切れる構造になっています。見た目は普通でも、中身は雪国専用の特殊構造です。
3. 雪を利用する「消雪パイプ」の仕組み
新潟県や長野県などでよく見られる路面から水が出て雪を溶かす「消雪パイプ」。実はこれ、多くの場合「地下水」を利用しています。 地下水は年間を通して13℃〜15℃程度と一定で、冬場は外気よりもずっと温かいのです。この熱エネルギーを利用して雪を溶かすのは自然の摂理にかなった先人の知恵と言えます。
4. 現場泣かせの「埋設管探し」
雪国の業者様にとって最大の敵は、修理依頼が来た時の「積雪」かもしれません。 「配管がどこにあるか分からない」どころか、「家に入るための除雪から始まる」という現場も。雪の重みで配管がたわんだり落雪で露出配管が破損したりと、冬の現場はまさに格闘です。
【今週の「申請くん」ポイント】
凍結防止のための特殊な配管ルートや、複雑な外部設備。雪国特有の設計も「申請くん」ならスムーズに図面化できます。 また、図面がしっかり管理されていれば、雪に埋もれた現場でのメンテナンス効率も格段にアップ!厳しい冬の現場を事務作業の面から全力でサポートいたします。
猪野
私は30年以上にわたり、土木分野および上下水道のシステム販売に携わってきました。販売だけでなく、上下水道の設計業務や施工管理なども行ってきました。
長年の経験を通じて、顧客の技術的な課題や運用上の悩みを正確に把握し、適切なソリューションを提案いたします。
株式会社スタッグ 取締役営業部長 / 株式会社ケイエス設計 代表取締役 兼任
保有資格
2級建築士 2級土木・管工事施工管理技士 給水装置工事主任技術者 下水道排水設備工事責任技術者 浄化槽設備士 消防設備士 第二種電気工事士 宅地建物取引士 日商簿記2級
私は30年以上にわたり、土木分野および上下水道のシステム販売に携わってきました。販売だけでなく、上下水道の設計業務や施工管理なども行ってきました。
長年の経験を通じて、顧客の技術的な課題や運用上の悩みを正確に把握し、適切なソリューションを提案いたします。
株式会社スタッグ 取締役営業部長 / 株式会社ケイエス設計 代表取締役 兼任
保有資格
2級建築士 2級土木・管工事施工管理技士 給水装置工事主任技術者 下水道排水設備工事責任技術者 浄化槽設備士 消防設備士 第二種電気工事士 宅地建物取引士 日商簿記2級