2026.03.10
「CADなんて図面が描ければどれも同じだろう」 「まずは無料で使えるJW-CADや、安い汎用CADで十分じゃないか?」
これからデジタル化を進めようとしている水道工事店の社長様から、よくそんなお声をいただきます。確かに、初期費用を抑えたいという気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、「ソフトの価格」だけで選ぶと、実はあとで大きな損をする可能性があることをご存知でしょうか? 今回は汎用CADと申請専用CAD「申請くん」を徹底的に比較してみました。

■ 1. 「習得まで」にかかる時間の差
汎用CADの場合:自由度が高い分、操作を覚えるのが大変です。「線を引く」「円を描く」といった基本から、水道特有の記号を一つずつ登録する作業まで……。忙しい社長がイチから覚えるには、数週間から数ヶ月の試行錯誤が必要です。
申請くんの場合:水道申請に特化しているため、メニューが「給水」「排水」など直感的です。ガイドに沿って進めるだけで、CAD初心者でもその日のうちに図面を描き始めることが可能です。
【結論】 慣れるまでの「人件費(社長の時給)」を考えれば、専用CADの方が圧倒的に安上がりです。
■ 2. 「1枚描く」のにかかる時間の差
汎用CADの場合:配管を引いたら、次は別のソフトで「立面図」を描き、さらにExcelで「材料集計表」を作る……。これらはすべて手作業の連動です。1箇所の修正が入れば、すべての書類を手直ししなければなりません。
申請くんの場合: 平面図を描けば、立面図や帳票、材料集計までが自動で連動します。作業時間は汎用CADの半分以下、時には1/3まで短縮できます。
■ 3. 「自治体ルール」への対応力の差
水道申請で最も厄介なのが、自治体ごとに異なる「ローカルルール」です。
汎用CADの場合:役所ごとの様式や記号の違いをすべて自分で調べて設定しなければなりません。もし間違えれば、役所の窓口で「これじゃダメだ」と突き返され、また事務所に戻って修正……という無駄な往復が発生します。
申請くんの場合:全国各地の自治体様式を網羅しているため、提出先の役所を選ぶだけで準備完了。「差し戻されない図面」が誰でも簡単に作成できるため、精神的なストレスも激減します。
■ 結局、どっちが「得」なのか?
仮に、社長の時給を3,000円としましょう。 汎用CADで1件の申請に5時間かかるところを、「申請くん」で1時間に短縮できれば、1件あたり12,000円分のコスト浮く計算になります。
月に5件の申請があれば、月間60,000円、年間で72万円もの「時間の利益」が生まれるのです。
■ まとめ:選ぶべきは「ソフト」ではなく「時間」
汎用CADは安く導入できるツールですが、申請専用CAD「申請くん」は「時間を生み出し、利益を増やす投資」です。
「操作が難しそう」「今のままでもなんとかなる」と足踏みしている間に、削られているのは社長の大切な休息時間や、次の現場へ行くための時間かもしれません。
目先の数万円の差ではなく、「5年後、10年後にどれだけ楽に、確実に稼げているか」を基準に選んでみませんか?

猪野
私は30年以上にわたり、土木分野および上下水道のシステム販売に携わってきました。販売だけでなく、上下水道の設計業務や施工管理なども行ってきました。
長年の経験を通じて、顧客の技術的な課題や運用上の悩みを正確に把握し、適切なソリューションを提案いたします。
株式会社スタッグ 取締役営業部長 / 株式会社ケイエス設計 代表取締役 兼任
保有資格
2級建築士 2級土木・管工事施工管理技士 給水装置工事主任技術者 下水道排水設備工事責任技術者 浄化槽設備士 消防設備士 第二種電気工事士 宅地建物取引士 日商簿記2級
私は30年以上にわたり、土木分野および上下水道のシステム販売に携わってきました。販売だけでなく、上下水道の設計業務や施工管理なども行ってきました。
長年の経験を通じて、顧客の技術的な課題や運用上の悩みを正確に把握し、適切なソリューションを提案いたします。
株式会社スタッグ 取締役営業部長 / 株式会社ケイエス設計 代表取締役 兼任
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