2026.01.06
給排水工事の現場で日々欠かせない「水」。そこにスポットを当て、3回に渡りご紹介してまいります。
第1回目の今回は、日本の首都・東京の水道水にスポットを当ててみましょう。

1. 昔の東京の水は「マズかった」?
40代以上の業者様なら、「東京の水はカルキ臭くて飲めたもんじゃない」と言われていた時代を覚えているかもしれません。しかし、現在の東京の水道水は、ミネラルウォーターと比較しても遜色ないほど進化しています。
その立役者が「高度浄水処理」です。
通常の浄水処理に加え、以下の2つを組み合わせています。
オゾン処理: 強力な酸化力で、カビ臭の原因物質や細菌を分解。
生物活性炭吸着処理: ミクロの穴を持つ活性炭で、有機物を徹底的に除去。
これにより、かつての不名誉な評価を完全に払拭しました。
2. 「利根川」と「多摩川」で硬度が違う!
東京の水道水は、大きく分けて「利根川・荒川水系」と「多摩川水系」の2つから供給されていますが、実はエリアによって水の「硬度」が微妙に異なるのをご存知でしょうか。
水系 主な供給エリア 特徴
利根川・荒川水系 23区の大部分、東部など 比較的、硬度が高め(60〜90mg/L前後)
多摩川水系 多摩地区、23区の一部 比較的、硬度が低め(30〜60mg/L前後)
東京の水道水は概ね「軟水」の部類に入りますが、利根川水系は上流に石灰岩層があるため、多摩川水系よりも少し数値が高くなる傾向にあります。
3. 給排水業者様に関係する「硬度」の影響
硬度が少し高いからといって生活に支障はありませんが、我々設備に関わる人間にとって気になるのは「スケール(水垢)」ですよね。
硬度成分(カルシウムやマグネシウム)が多い水域では、エコキュートや給湯器の配管内にスケールが堆積しやすくなるリスクがわずかに高まります。
「ここの現場、蛇口の根元に白いガリガリが付きやすいな?」と感じたら、それはその土地の地質が関係しているのかもしれません。

【今週の「申請くん」ポイント】
地域の硬度や水質が変わっても、申請書類のルールは自治体ごとに厳格です。「申請くん」なら、各自治体の最新の書式に素早く対応。図面作成の手間を減らして、現場のこだわりを形にする時間を生み出します!
猪野
私は30年以上にわたり、土木分野および上下水道のシステム販売に携わってきました。販売だけでなく、上下水道の設計業務や施工管理なども行ってきました。
長年の経験を通じて、顧客の技術的な課題や運用上の悩みを正確に把握し、適切なソリューションを提案いたします。
株式会社スタッグ 取締役営業部長 / 株式会社ケイエス設計 代表取締役 兼任
保有資格
2級建築士 2級土木・管工事施工管理技士 給水装置工事主任技術者 下水道排水設備工事責任技術者 浄化槽設備士 消防設備士 第二種電気工事士 宅地建物取引士 日商簿記2級
私は30年以上にわたり、土木分野および上下水道のシステム販売に携わってきました。販売だけでなく、上下水道の設計業務や施工管理なども行ってきました。
長年の経験を通じて、顧客の技術的な課題や運用上の悩みを正確に把握し、適切なソリューションを提案いたします。
株式会社スタッグ 取締役営業部長 / 株式会社ケイエス設計 代表取締役 兼任
保有資格
2級建築士 2級土木・管工事施工管理技士 給水装置工事主任技術者 下水道排水設備工事責任技術者 浄化槽設備士 消防設備士 第二種電気工事士 宅地建物取引士 日商簿記2級